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確定申告

年金受給者の確定申告書の書き方、自動計算機付き!

更新日:

年金受給者の確定申告書のついてまとめてみました。医療費控除の適用を受ける人にも対応しています。



作成の前に

用意するもの

申告書の作成では以下のものが必要になります。

  • 黒インクのボールペン
  • 申告書
  • 公的年金等の源泉徴収票
  • (給与所得の源泉徴収票1
  • 印鑑(認め印で構いません)
  • 本人の身分証明書のコピー2
  • 本人のマイナンバーの通知カードのコピー3
  • のり(もしくはセロテープ)
  • ホチキス
  • 電卓

申告書

申告書はPDF形式で国税庁のwebサイトにアップロードされています。自宅やコンピ二などで印刷して用意しましょう。用紙はカラーになっていますが、白黒で印刷しても問題ありません。

  平成30年分確定申告書(国税庁PDFファイル)

  • 申告書第一表
  • 申告書第二表
  • 添付書類台紙

以上の用紙が必要になります。PDFファイルの中には控え用の申告書がありますが、必要ありません。

なお、申告書は税務署で受け取ることもできます。

公的年金等の源泉徴収票

1年間に受け取った年金の金額が記載しているハガキ大の証明書です。公的年金は年金事務所から、企業年金はその企業年金基金から1月ごろに送られてきます。

確定申告書の書き方

個人情報

本人の氏名や住所などの個人情報を第一表と第二表に記入します。

第一表

第一表の上のには、申告の年分は「30」と記入します。源泉徴収票に記載されている年分と同じになります。

管轄の税務署はその人の住所から定められています。国税庁のwebサイトで確認しましょう。
  税務署を調べる(国税庁webサイト)

第一表

 

左側の「住所」には現在住んでいるところを記入します。

「平成〇〇年1月1日の住所」には「31」を入れます。平成31年1月1日以降に引越しをしている場合には引越す前の住所を記入します。

住所が変わっていない場合は「同上」と記入します。

第一表

 

右側には氏名やマイナンバーなどの個人情報を記入して、押印します。印鑑は認印で構いません。

生年月日の先頭の数字は元号を表します。

  • 明治 → 1
  • 大正 → 2
  • 昭和 → 3

第一表

「整理番号」と「翌年以降送付不要」の欄には何も記入しません。

第二表

氏名、住所を記入します。

申告の年分は「30」と記入します。

第二表

収入金額、所得金額

年金収入の金額を記入します。まず始めに第二表から記入します。

第二表

公的年金等の源泉徴収票を用意します。

源泉徴収票から3つの項目を転記します。企業年金など厚生年金、企業年金以外にもあれば記入します。

第二表

パート・アルバイトをしている人の給与所得の源泉徴収票の書き方はクリックしてください。

+ パート・アルバイトをしている人

年金の情報を記入した欄に、源泉徴収票から3つの項目を転記します。

第二表

第一表

本人の年齢を選択して、第二表の「所得の内訳」に記入した年金の合計額を計算機に入れます。昭和29年1月1日以前に生まれた人が65歳以上になります。

表示された金額をそれぞれの欄に記入します。

第一表

パート・アルバイトをしている人は下をクリックしてください。

+ パート・アルバイトをしている人

第二表の「所得の内訳」に記入した給与の合計額を計算機に入れます。

表示された金額をそれぞれの欄に記入します。

第一表

最後に「合計 ⑤」を記入します。

所得控除

配偶者控除や生命保険料控除、医療費控除などの所得控除の欄です。適用を受けられる制度を記入します。

社会保険料控除

公的年金の源泉徴収票に記載されている社会保険料控除額を第一表と第二表に転記します。

第一表

第二表の右上

年金の天引き以外で社会保険料の支払いがある場合は、その金額も記入しましょう。

基礎控除

全ての人が適用できる制度です。「38」と記入します。

第一表

その他の所得控除

その他の所得控除の制度の概要と書き方については別のページでまとめています。

合計額

記入した所得控除の合計額を⑯と⑳に記入します。

第一表

ここまでの金額から所得税を計算します。

計算機を用意しました。第一表の⑤と⑳、第二表の源泉徴収税額を入力して「計算ボタン」をクリックしてください4

第二表の源泉徴収税額

所得の内訳に記入した右下の金額です。

計算機で求めた金額を転記します。㉒と㉜と㉞は同じ金額を記入します。

納税について

第一表の「㊴納める税金」に金額を記入した場合には、3月15日までに納税をしなければなりません。

所得税の納付の方法についてはこちらのページでまとめています。

還付金の口座

「還付される税金」に金額が入った人は、所得税の還付金を受け取る金融機関の口座の情報を記入します5

申告する人が名義となっている口座を記入しないと還付の手続きができません。

銀行など

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の口座を記入する場合は口座番号だけを記入します。

これで申告書の作成は以上となります。

提出の準備

添付書類台紙の作成

申告書のPDFファイルに一緒に入っている「添付書類台紙」に住所や氏名、申告の年分を記入します。

以下の税務署に提出する書類をのりで貼り付けます。

  • 公的年金等の源泉徴収票
  • (給与所得の源泉徴収票)
  • 身分証明書のコピー
  • マイナンバー通知カード
  • 証明書(生命保険、地震保険、寄附金など)

生命保険料控除や地震保険料控除、寄附金控除の証明書は2枚目に貼り付けます。

ホチキス留め

申告書の左上をホチキスで留めます。上から

  • 第一表
  • 第二表
  • 明細書(医療費控除など)
  • 添付書類台紙

となるように書類を揃えてから留めてください。

申告書の提出

第一表に記入した税務署に完成した申告書を提出します。

  • 郵送で提出する
  • 税務署で直接提出する

提出の方法は2つあります。自宅から税務署までが遠い人や税務署まで行く暇がない人は郵送による提出をしましょう。

詳しくはこちらのページでまとめています。

  1. 年金を受給しながらパート・アルバイトをしている人は必要になります。
  2. 身分証明書として認められている主なものは次のとおりです。
    ・運転免許証
    ・パスポート
    ・障害者手帳、療養手帳
    ・介護保険の被保険者証
    ・年金手帳
  3. マイナンバーカードのコピーを提出することも可能です。その場合には、身分証明書と通知カードのコピーは必要ありません。
  4. この計算機は住宅ローン控除などの税額控除がある人には対応していません
  5. 還付金は現金で受け取ることもできますが、手間がかかってしまうので、口座で受け取る方法をおすすめします。 icon-chevron-circle-right 還付金を現金で受け取る方法

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